・乾電池から充電池へ転換

ニッケル水素/ニカド電池充電器 BQ-560

 家庭から発生するCO2の削減で見落としがちなのが乾電池。
CO2発生量の計算からも漏れてしまうのと、
電力量としては微細なのであまり注意されません。


 しかし、廃棄物としての環境負荷は小さくなく、
温暖化防止の観点から、もっと注目されて良いと思います。


 乾電池は日常生活のあらゆる場面で利用されています。
なくてはならない時計、防災で必需の懐中電灯など、利用していない家庭は皆無といっても良いほどです。
我が家も多分に漏れず、常時数十本の乾電池を消費しています。


 そこで、乾電池を充電池に切り替えようと考えました。
乾電池の消費サイクルが早かったデジカメは、購入時から充電池を利用していましたが、
年単位で交換する時計や懐中電灯では、充電地のデメリットもあって踏み込んでいませんでした。


 充電池の特性として自己放電が避けられず、消費電力よりも自己放電で使い尽くしてしまうのがその理由でした。
しかし、サンヨーのエネループの登場により、自己放電のデメリットもかなり克服され、
微量消費家電への使用に目処が立ちました。


 便利グッズとして、単三電池を単一と単二に装着するアダプターもあり、
一種類の充電池でほとんどの使用条件を満たすせるおかげで、懐中電灯はすべて充電池に切り替えました。
時計は、乾電池の寿命が尽きたものから順次変更しています。
テレビなどのリモコンも、対象ですね。


 ところが、単三電池で代用できない乾電池使用機器もあります。
主に測定器ですが、例えばバッテリー比重計などが9Vの箱型電池です。
もちろん9Vの充電池もあるのですが、汎用の急速充電器は対応していません。


 そこで、すべての充電池に対応した充電器を購入しました。
普通充電器というのがそれで、欠点は充電時間が長いのと、満充電で自動停止する機能がありません。
自分で、電池に見合った充電時間を調べて、時刻を気にしながら充電することになります。


 しかし、大きな長所を見つけました。
急速充電器では充電できなくなった充電池でも、微量で長時間充電するこの装置だと復活させることができたのです。


 家中の乾電池がすべて充電池に切り替わるまでにはしばらく掛かりそうですが、
塵も積もれば山となるの象徴と考えられる乾電池廃棄物を、少しでも減らすように努力します。


 ちなみに、家族が最も利用する居間の時計は、電池を使わないぜんまい時計です。