・須坂の風力発電計画で市民集会

須坂市公式HP

 峰の原高原須坂市)で計画されている風力発電施設の建設について、「根子岳風力発電を考える連絡協議会」はこのほど、須坂市の市民ホールで「根子岳風力発電を考える市民集会」を行い、市民など約70人ほどが参加した。


 須坂市政策推進課の職員や、菅平の自然研究会のメンバーらが須坂市の政策や自然環境、災害の四つの観点から報告と問題提起をした。

 自然環境保護の立場の報告者からは「イヌワシなどの重要な生息地であり、計画にふわさわしくない地域だ」などと反対意見が出された。一方、同市側からは「新エネルギーによるまち作りとして風力発電を考えたい」と説明し、自然エネルギーの活用について理解を求めた。


 同協議会の木村輝佳事務局長は「市民の発言を聞けてよかった。さらに多くの市民に考えてもらいたい」と話した。

毎日新聞 2007年6月22日

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長野県内では須坂市伊那市風力発電施設が計画されています。

しかし、自治体としての対応は異なっていて、須坂市が市のエネルギー問題として捉えているのに対して、伊那市は市長の個人的嗜好に影響されているように感じます。


伊那市で計画されている風力発電施設には胡散臭い話もあるようですが、だからといってエネルギー問題として真剣に論議されていない現状は自治体の姿勢としてはあまりにもずさんです。

公開されている風力発電施設への検討過程からは、須坂市の真剣さが伝わってくる一方、伊那市では反対するための理由付けに徹しています。


はじめに反対ありきではなく、地球温暖化防止を義務付けられている市民として何をすべきかを考えて、風力発電施設を考える必要があると思います。

伊那市の市長は駒ヶ根市の市長と常に張り合っているのですから、エネルギー問題に疎い両者の欠点に早く気がつけば、中原・駒ヶ根市長をリードできるチャンスのはず。


市民も市長も、好き嫌いでわがままが言える状況でないことをもう少し認識するために、須坂市の姿勢を見習ったほうが良いと思います。