・浴室の窓を三重にして結露防止

家の断熱に優先順位を付けて、結露撲滅を先行している。

窓で唯一、結露していた浴室にも三重窓を取り付けた。

さらに隙間シールを徹底して断熱性能を向上させた。


三重窓の構成は、外側から中空ポリカーボネート引き違い窓、既存アルミサッシ引き違い窓、中空ポリカーボネート引き違い窓。

外側の中空ポリカーボネート引き違い窓はすでに取り付けてあったが、新たに作る内窓の窓枠にはタイルが貼られていて、なおかつ勾配が付けられているので市販のガラス戸レールが使えない。

そのためにずっと後回しにしていた。


一念発起して、すべて手作りすることに。

レールは複雑な加工が必要なので木材にするとして浴室なので腐食に強く、耐水性に優れていなければならない。

いろいろと思案して米ヒバを使った。


接着は強力な両面テープを使い、脇からシリコンシールでしっかりと気密処理。

これだけやってあれば、通常の使い方で外れることはないだろうと思う。

下レールは水がたまることが予想されるので、排水のための切れ欠きを両端と中央に入れた。


浴室の窓だから曇るのは仕方がないとして、水滴がびっしりとついていた結露状態は解消した。

もちろん外側の窓には全く水滴が付着しないので乾いた状態を保っている。

朝方冷え込みが激しいと、結露水が窓枠を伝って外へ流れ出る時に凍結して、窓が開かなくて困った。

こんな悩みもなくなった。


ところで、北海道の占冠で−34℃を記録したとニュースで報じられていた。

信州が寒いと言っても人里で氷点下30度はありえない。

さすが北海道だと思いつつ、やはり高断熱の家でなければ冬をやり過ごせないと思った。


今回作った三重窓は、計算上の熱貫流率は1.4だから北海道に持っていっても十分に通用する。

ちなみに外気温がマイナス30℃になったとして、室温が20℃なら窓の表面温度は12℃を保つことができる。

湿度60%までは結露しないことを意味する。

最低気温がマイナス10℃程度の駒ヶ根なら、結露することはほとんどないと言って差し支えないと思う。