・ブラウンシステム123を改造する

ブラウンシステム1-2-3

一世を風靡した電気髭剃りです。

1985年に発売され世界のシェーバー市場を席巻したとも言われています。


我が家にも一台ありまして、ついこの間まで行くへ不明になっていました。

倉庫の片づけをしていたら偶然見つけました。

コンセントにつないでみると、「ギュイ〜ン」と往年の作動音を響かせます。

しっかり髭もそれました。


「まだ使える!」と喜んで、しばらく充電していたら・・・、動かなくなりました。

26年も前の充電池ですから、当然ですが。


復活させるべく、分解してみました。

内部のほとんどは、充電のための装置で埋め尽くされています。

乾電池を二本接続したらモーターが回ったので、3Vくらいの直流電圧を直接つなげてしまおうと思います。


まずはじめに考えたのが、我が家の天井に張り巡らされた直流12Vの利用です。

基盤からスイッチを残してすべて取り去ります。

12Vを3Vに落とすべく、抵抗(20Ω)を介して簡潔に結線しなおしました。


ところが12V電源に接続したら、抵抗が焼き切れてしまいました。

パソコンから取り外した抵抗だったんですが、容量不足だったようです。


次に、ACアダプターの利用を思いついたのですが、3V用が手元にありませrん。

4.5Vがあったので、これをテストしてみると良さそうです。

123の電源ケーブルからACプラグを切り取り、ACアダプターのケーブルからはDCプラグを切り取って、両線を半田付けしました。

熱収縮チューブで二重に被覆して出来上がりです。


ところが、ここからが大変でした。

分解するときには勢いに任せて、構造の確認もしないままにバラバラにしました。

ブラウンシステム123は、123の切り替えスイッチの機構が独特です。

試行錯誤して構造は分かってきたのですが、元通りに組み立てる手順が分かりません。


ドイツ人が日本人以上に器用だとしか思えないほど、組み立てのための工夫がありません。

ほとんど偶然に近い感覚で組み立てなおしましたが、工場で同じことをしていたとは思えないので、スペシャルツールがあるとしか考えられないです。

完成して試運転してみると、システム1は問題なく動きますが、システム2がだめでした。

ACアダプターからの電流不足のようです。


再利用したACアダプターは4.5Vの400mAですから約1.8wで、システム123の定格は5wなので明らかに力不足です。

通常の髭剃りには不足はないので、適当なACアダプターが手に入るまでは、このまま使ってみようと思います。

今日の発電量 51.7kwh

今年最大の発電量を記録しました。