・リーフの12Vバッテリーを均等化充電


リーフの12Vバッテリーのメンテナンス。

日産の販売店で一ヶ月点検を受けましたが、バッテリーが点検項目に入っていないので自分でやります。
点検項目は、電解液比重、電圧、CCA、液温度の4項目。

電圧は12.57v、CCAは368でJIS基準の125%、液温は11℃。
比重は最大値が1.284で最小値が1.254(20℃換算)とばらつきが0.03あるから黄信号です。

バッテリーセル間の比重差が0.04以上になると寿命と判断されますから、ここで食い止めておく必要がある。
リーフは動きが滑らかなのでバッテリーに与える振動が少なく、電解液が十分に撹拌されないことも原因の一つと考えられる。

そこで、均等化充電を実施することにしました。
通常の充電電圧よりも高い電圧で一定時間、強制充電して全セルを均等化させます。
リーフ本体の電気回路に障害が出ないようにバッテリー端子を外して行います。

充電器はOMEGA PRO OP-0002を使います。
リーフに搭載されている12Vバッテリーは46B24Lだから5時間率は36Ah。
充電電流は1/10の4Aくらいが適当ですが、初期電流値は6Aとちょっと高めに設定して徐々に下げる。

OP-0002はパルス充電が得意技ですが、電圧の上昇に反比例して電流を下げてくれるし高電圧を一定時間維持してくれるので、なんちゃって均等化には都合がいい。

均等化充電して5時間後に測定したら比重の最小値は1.261(20℃換算)に上昇し、ばらつきが0.02に改善されました。
来月行う12ヶ月点検で、どうなるか。