・長野県議の適格性⑮ 柳平千代一


柳平千代一議員

県議の適正を診断シリーズの十五番手は志昂会の柳平千代一議員です。
選挙区は茅野市、当選回数は1回。


検証の根拠としては、平成17年8月25日に松葉謙三弁護士によって監査請求書された、
「長野県議会各会派の政務調査費に係わる住民監査請求書」を引用します。

3、志昴会
 志昴会は、別紙3のとおり、①必要性がないのに、必要であると称して、会派の支部事務所を借用し、これに政務調査費を支出し、又は按分比率を高く充当し⑤必要性がない県外視察に政務調査費を充当し、⑥ガス代、電気代、新聞代、電話代における私用、後援会、会派事務所の負担按分割合を不当にし、政務調査費を多く充当した。

別紙3 志昴会関係―返還請求合計 130万3408円

5 柳平議員関係―返還請求合計21万5460円

支部事務所の賃借料は不必要―返還請求合計21万5460円

 支部事務所として月59850円で借りているが、内80%47880円を政務調査費から充当している。マニュアル9頁では、「調査研究事務所と政治団体事務所を兼ねる場合は政務調査費に」充当する額の上限は2分の1とされているのに、80%に当たる4万円を政務調査費に充当しているのは、違反である。そもそも、支部事務所を借用する必要性がない。必要とするならば、どのように使用しているか証明する義務がある。仮に必要性があるとしても、50%が上限である。少なくとも30%は返還すべきである。1万7955円*12=21万5460円となる。

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また、志昴会は元長野県特別職報酬等審議会の森永卓郎会長に対して、公開質問状を出しています。
"公開質問状(PDF)"
政務調査について、既得権を守ろうと必死な様子がにじみ出ていると感じられますね。


注記。

  1. 県議の画像は、会派のHPより。
  2. 違法性、不当性は監査請求の原文の表現をそのまま引用しました。
  3. 県議の採点表をつけていますので、参考にしてください。⇒  長野県議採点表


つづく。