・不都合な真実を見て

不都合な真実

昨晩、子供たちと一緒に「不都合な真実」を見てきました。

駒ヶ根の文化会館で6月29日〜7月1日の3日間、放映されています。


夜7時からの上映だったので、末の娘の就寝時間と重なって、本人は半分眠りについていましたが、読めない漢字の字幕と悪戦苦闘しながらも、映画が伝えようとしたメッセージの一部分は感じたようです。

中学の娘は、始めて知る地球温暖化の現実に驚きを隠せませんでしたが、これまでに学んできた海外青年協力隊での活動や学校などでの啓蒙学習の成果と考え合わせて、知識として断片化していたものの全体像を把握できたと喜んでいました。


映画は米国の温暖化防止対策の遅れを訴えることに比重が置かれていたのですが、日本だってそんなに優れた取り組みをしているわけではないので、対岸の火事とのん気に構えているわけには行きません。


私が最も感銘したのは、世界各国でスライド講座を開催する準備段階で、聴衆が温暖化防止の活動に取り組む障害となっている「意識」を調査し、その意識を取り除くことに重点をおいて構成していた点です。


温暖化防止対策をやっていない、遅れている人々に「ダメだな」と本音を言っては反発を受けて話しを聞いてもらえなくなります。

必要なのは、現実を直視させることではなく、現実を直視するのに障害となっている意識に気がつかせることなんだと、あらためて考えさせられました。


今後の温暖化防止への記事に、何とかして意識障害を取り除く要素を取り入れる方法がないものかと、これから常に考えたいと思います。