・リーフの冬タイヤはインチダウン


寒さで電費(燃費)が悪くなる原因の一つがタイヤにあるといわれています。
航続距離が短いリーフでは特に気になります。
電費が悪化する理由は寒さでタイヤが固くなり、走行に伴う変形に必要なエネルギーが増えるからです。

電費向上には柔らかいタイヤを装着すればいいので、当然の選択ですがスタッドレスタイヤということになる。
選択したのはインチダウンしてダンロップのDSX 195/65R15です。
ファインウェーブグルーブ(タイヤ表面の細かい溝)が残っている中古タイヤをアルミホイール付きで25000円と格安でオークションにて入手しました。

DSXを選んだ理由は乾燥路面での電費の良さです。
グリップ性能だとブリジストンやヨコハマという選択になるのでしょうが、おとなしい乗り方をしている限り国産のスタッドレスタイヤで安全性に大きな違いはないと考えています。

純正のタイヤサイズは205/55R16でタイヤの外径は631mmです。
一方で、DSXの195/65R15は外径633 mmと若干大きくなるので、見かけの電費は良くなる可能性がありますが誤差の範囲ですね。
日産ではブレーキキャリパーに干渉するから15インチホイールは適さないとしているようですが、実際に装着してみるとバランスウェイトが貼り付けられた所でも干渉しません。

ただし、前輪だけはホイールのリムがブレーキキャリパーと干渉するので5mmのスペーサーとハブリングを挿入しました。
後輪は干渉しなかったので、ハブリングだけ挿入してあります。
車外ホイールなのでハブ径が異なり、そのまま装着するとセンターがずれる可能性がありますから、ハブリングで不安を解消します。

画像に写っているように、まずは安価なスペーサとハブリングで試して200ロ走行して問題がなかったので、ハブリング付のスペーサーを購入して換装しました。
ハブリング付のスペーサーは高価なので、安物で試験してからの本採用です。

サイズ違いのタイヤを装着する時に注意が必要なのは耐荷重です。
純正のブリヂストン エコピア EP150は205/55R16で91Vです。(ロードインデックスの質量615kg、最高速度240km/h)
ダンロップDSXも195/65R15は91Qなのでロードインデックスは同じ、最高速度は160km/hに下がりますが常時80km/hで走行するから問題なし。

スタッドレスタイヤに交換して200キロ走ったところでは、ノーマルタイヤからの電費の低下は見られません。(ヒーターの影響を除外した条件下)
気温が下がって氷点下10度くらいになっても電費の変化がなければ、タイヤ選択は適正だったということになるのですが。